竹千代くんのレッスン帖
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竹千代くんのレッスン帖

訪問レッスンを受けていただいているミックス犬の竹千代くん(と竹千代ママさん)にレッスンの様子をレポートしていただきます。10回の連載ですのでお楽しみに!

 
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第2回 あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。竹千代です。今年もよろしくお願いいたします。

今日から、いよいよ今川先生に何をどう教わったか、という話をするね。

最初のレッスンで、いちばん覚えているのは、「アイコンタクト」。おかあさんが「竹千代、見て」といいながら、人差し指をあげて顔の正面に立てるの(「しーっ」というときのようなしぐさです)。それでおかあさんの顔を見たら、うんとほめてくれて、ごほうびをくれたんだ。何回か繰り返しているうちに、名前を呼ばれておかあさんの顔を見たらイイコトがある、とわかったよ。ラッキ~。

それで、呼ばれなくても、ついおかあさんやおとうさんの顔を見るくせがついちゃった。これはとっても大事なことなんだって。何かびっくりするようなことや怖いことがあっても、すぐおかあさんの顔を見て「だいじょうぶ」といってもらえたら、ぜんぜん怖くないしね。ぼく、いまでも車がいっぱい通る道路を歩くときは何度も何度もおかあさんの顔を見るんだ。おかあさんはいつもにっこり笑ってくれるよ。マザコン?そうじゃないんだけどなぁ。

それから、「身体のあちこちをさわられる」という練習もしたよ。耳や歯をさわられたり、足(前足、後ろ足)をつかまれたり、尻尾をひっぱられたり、抱っこされたり、おなか撫でられたり・・・なかにはあんまり気持がよくないところもあるけど、ひとつひとつ触られたあとは、おいしいごほうびをもらえるんだ。

この練習をしたおかげかな、ぼく、病院は大得意なんだ!お散歩のとき、知らない子が手を出してきても余裕さ。セラピーでおとしよりの施設に行くときにも役立ってるかな。

お外に行っていろんな知らない人に会う、なんて練習もしたっけ。人に会うとイイコトがある——これ、「家わんこが犬生で知っておくべき教え」の第一だね。

では、次回はいよいよ「オスワリ、フセ、タッテ」。賢わんこへの道、出発進行~!


竹千代ママより

しつけというと、「オスワリ」「マテ」など想像していましたが、基本の基本は「咬む強さの抑制」(このことはまた後にふれます)「アイコンタクト」「ハンドリング」そして「社会化」にありました。初めての人に会っても平気で、誰にどこをさわられてもだいじょうぶなしつけができていれば、安心して散歩に行けますし、外出の際も連れていけます。もちろんトリミングや病院に通うのも楽です。それによって飼い主側の日常的なストレスもかなり軽減されると実感しています。

上で何度か「ごほうび」が出てきますが、おやつ以外にも「わんちゃんがしたいと思うことがごほうび」と教えられたことは目からうろこでした。

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(文と写真/竹千代ママ)

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